注意欠陥障害(ADD)である可能性とタスク管理に悩む
前記事で2016年の手帳を買うにあたって書き込みスペースが多いものを活用したいと書いたけど、
手帳を活用しなければと思うようになったのは、現状の見開きマンスリーだけでは不便を感じ、タスク管理をよく考えないと生活や仕事に深刻な支障をきたすようになったから。
私は短期記憶がバグってるんじゃないかというくらいものを覚えていられない。右から左に流れていくし、三歩歩けば忘れる。メモをとってもメモしたこと自体を忘れるので安心はできない。
更に、物事の優先順位を付けられず、マルチタスクは一切無理。全く無理。一度にやることが重なると処理できなくなって精神的に混乱し、何もできなくなってしまう。
ここまで書いてぴんときた人もいると思うけど、多分自分はいわゆる注意欠陥障害なんじゃないかと思っている。発達障害の症状としてよく例に出される「授業中じっとしていられない」という多動タイプの要素は皆無だけど、「笑えない病的なおっちょこちょい」という注意欠陥と集中困難タイプ。少なくとも定型発達であるとは到底思われない。閑話休題。
仕事では毎日のタスクを書きつけるための文庫サイズのノートと、純粋に指示や会議の記録をするためのA5のノートを併用している。スケジュールはカレンダーに直接書き込んで管理。しかしタスクが増えると文庫サイズでは小さいし、日をまたぐタスクだとちょっと管理しにくい。
プライベートでタスク管理に使っているのはiPhoneのメモ帳機能とTIMETODOという無料アプリ(TIMETODOを App Store で)。メモ帳機能には借りたいCDやDVDとか急ぎでないものを書きつけている。TIMETODOはシンプルなタスク管理アプリで、買わなきゃいけないものやしなきゃいけないこと(イベントのチケット料金支払いとか)を管理してる。
仕事でもプライベートでもそうなんだけど、私の場合ひとつのタスクを極限まで細分化して、順序立てて一つひとつやっていかないと頭が混乱してしまう。いわゆる「普通」の人は意識せずともやれて当たり前なことなんだろうけど、例えば「お風呂掃除」だったら
- 浴槽の栓を抜く
- 水が全て抜けるのを待つ
- 干してあるスポンジを取る
- スポンジを湿らせる
- 洗剤を取り出す
- スポンジに洗剤をつける
- 浴槽にも洗剤を吹き付ける
- こすり洗い
- 浴槽についた洗剤をざっと流す
- スポンジを揉んで洗剤を落とす
- もう一度浴槽をこすり洗い
- もう一度スポンジを揉み洗い
- もう一度浴槽を流す
これくらい細分化しないとどれかの手順を忘れる。実際にお風呂掃除くらいのことで13工程も書き出してたら日が暮れるのでさすがにやってないけど、仕事ならどんなに小さなことでもこれくらいの勢いでやらないとどこかに抜けがでてしまう。書いてて辛くなってきた。
こんな調子だから、日常生活も仕事も滞り無くやっていこうと思うと膨大な文字数のメモをしないといけない。iPhone6の画面サイズだと俯瞰してタスク全体を見渡せないし、私の場合実際に手を動かして「書く」という行為を通じて記憶の定着度が上がる。やっぱり紙とペンになってくる。
そういうわけでとりあえず使いやすそうな手帳を買ったけど、プライベート用と仕事用の使い分けはどうやっていくかまだ模索しているところ。一冊で完結してるのが一番いいんだけど、さすがにプライベート用と仕事用は分けないと混乱しそう。
良いやり方がはっきりしたらまた書く。