観たり聴いたり

浮いたり沈んだり

MacBookを買った

今週のお題「今年買ってよかったもの」

年明け、Appleのキャンペーンを機にパソコンを買い替えた。とにかく軽くて薄くて持ち運びやすいものを、と思ってMacBookに。Officeも買ったので合計16万くらいと、安い出費ではなかったし、勇気がいる決断だった。

10万円のMacBookAirよりはだいぶ値が張ったけど、全く後悔はしてない。

理由はその軽さに尽きる。MacBookは921gだから、数冊本を持ち歩くことを考えると大した荷物ではない。MacBookAirは1.4kg。大きめペットボトル1本ぶんの差は大きい。薄いからバッグの隙間に差し込んで持ち歩けるし、小さいから出先で広げるのにも場所を取らない。MacBookを購入して初めて、外出先でちょっと作業、というのが可能になった。

 色は手持ちのiPhone7に合わせてゴールドに。気に入っている色だから特にカバーするようなアクセサリはつけていない。

持ち運びにはシンプルなケースを使っている。本当はケースにもこだわりたいけど、気にいるデザインはなかなかない。このケースは可もなく不可もなく、邪魔にならないデザイン。なにより価格が手頃でよかった。

MacBook (12-inch/1.1GHz Dual Core Intel Core m3/256GB/8GB/802.11ac/USB-C/ゴールド)

MacBook (12-inch/1.1GHz Dual Core Intel Core m3/256GB/8GB/802.11ac/USB-C/ゴールド)

 

 

 

2018年の手帳を買った

年々、手帳を買う時期が早くなっている。過去の記録を辿ると

2016年は9月29日

2015年は10月25日

2014年は10月18日

にそれぞれ買ってた。今年は8月下旬から入荷したメーカーもあるみたいでびっくりした。世の中の手帳ブームすごい。そりゃほぼ日も上場するわ。閑話休題

今年の手帳もラコニックのB6バーチカルレフトタイプにしました。これ。

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 麻 LIS38-190

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 麻 LIS38-190

 

もう3年間同じメーカー、同じ中身の手帳なんだけど、良いところは

  • 片面1週間バーチカル、片面メモで見開きが見やすい
  • マンスリーの見開き1ヶ月ぶんに続いて同じ月のバーチカルとメモ

2つ目が特に私には重要で、

  • マンスリーのページが12ヶ月ぶんまとめて続いたのちバーチカルのページ

って結構多い。これだと月間の予定と週間の細かい予定とを見比べるのにページの往復が面倒なので不便。意外とこの仕様は少なくて、「見開きマンスリー1ヶ月ぶんに続いて同じ月のバーチカルとメモ」←これは満たしてても、バーチカルが見開き上部、メモが見開き下部という構成のものが多い。同じレイアウトのものが他メーカーから出ない限り、来年もラコニックになりそう。

表紙の仕様はここ3年間変え続けていて、

2016年はこれの青だった

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 合皮 ネイビー LIS40-200

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 合皮 ネイビー LIS40-200

 

 カバーにブックバンド付きなのと、布地のペンホルダーがついててよかった。欠点はカバーがしっかりしてるあまり重くてかさばること。

2017年はこれのイエロー

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 ビニールポケット ピンク LIS39-180

ラコニック 手帳 2018 9月始まり バーチカル レフト B6 ビニールポケット ピンク LIS39-180

 

 ビニールポケットに気に入ってるチケットの半券とかポストカードとか入れるのが意外と楽しかった。ブックバンドは自分で用意。ペンホルダーはビニールだったのでこちらも金属製のものをつけてカスタム。不満だったのは

  • カバーがビニールだと汚れが目立つ
  • 素材感が安っぽい

で、今回買ったものは

  • ビニールカバーが全面についていながら表紙・裏表紙は麻地

布地の質感がわかりやすい麻素材なので、全く安っぽくない。生成りからベージュという布の色もちょうどよかった。無印良品の布製品で言う「生成り」から少し茶色味を引いて白っぽくしたくらいの色味。表紙右上の 18 は銀の箔押しで、これもまた安っぽく見えないので気に入っている。

ペンホルダーはこれの紺

ミドリ ミニクリップペンホルダー シルバー 82220006

ミドリ ミニクリップペンホルダー シルバー 82220006

 

ブックバンドはこれの紺

ミドリ ブックバンド クリップバンド B6用 えんじ 62311006

ミドリ ブックバンド クリップバンド B6用 えんじ 62311006

 

 どちらも金属部分のメッキが剥げてきたので、買い替えどきかも。 

2017年の手帳 - 観たり聴いたり

2016年の手帳 - 観たり聴いたり

温又柔『真ん中の子どもたち』

日本人と台湾人夫婦の間に生まれた女性が主人公の青春群像劇。母語とは?国境とは?言葉とアイデンティティの関係や国籍、そしてなにより青春を描いた話。

イギリス英語、アメリカ英語、またシングリッシュなどのことをEnglishes と言うけれど、それ以上に多様な言葉の違いが中国本土と台湾にはあり、中国本土の中でも上海語や広東語、北京語と多様な言葉がある。どの言葉を正しいとするかは時と場合によるのだろう。主人公の女性は日本語の読み書きもし、台湾人の母が使っていた台湾の言葉も理解するが、上海に中国語を学びに行く。今まで覚えてきた言葉とは異なる中国の「普通語」に戸惑う主人公。「国籍」や「母語」、また「正しい言葉」に対する考え方がそれぞれに異なる登場人物たちとかかわる中、主人公の心中は揺れる。

偶然にも読む前日に見た放送大学パレスチナ文学を扱っており、言葉と祖国とアイデンティティについて考えていたので響くところが大きかった。将来的に日本が日本という国でなくなることがあったとして、その時自分が生きていたらアイデンティティを何に依拠させるのだろう、国や国境についてどんなスタンスでいるのだろうと思考を巡らせていたので。私の祖父は日本人だが、日本統治下の台南生まれ台南育ちなので、もし違う歴史があれば私は台湾に生まれていたかもしれないし、自分に台湾の血筋が入るような現在もありえた。ifを並べ出せばきりがないけど、たまにそういうことを考える。また小中高と中国籍の子や日本籍の日台ハーフの子と仲が良かったのもあって、自分ごとに引きつけて読んでいた。

宮本輝芥川賞の選評でこの作品について「日本人にとっては対岸の火事」と言ったそうだが、え、世界文学とか全否定してることになるけど本当に大丈夫????と笑ってしまった。筆者もこんなくだらないことで心中乱されて大変気の毒だとしか言えない。

説教臭く、重く硬くなりかねない題材だと思うんだけど、青春のきらめきを描く筆者の視点は温かく柔らかで、読後は晴れやかな気持ちになった。早速筆者の他の本も買いました。もっといろんな作品を読みたい、追いたい作家。

余談だけど、作中で主人公の母親が作ってくれる水餃子が本当に美味しそうでどうしても食べたくなり、読んだ直後に水餃子を買って帰った。これから読む人もきっと食べたくなると思うので書いておくと、大阪王将の「ぷるもち冷凍水餃子」、とても美味しいのでおすすめ。

真ん中の子どもたち

真ん中の子どもたち

 

 

E TICKET RAP SHOW

初期ライムベリーをプロデュースしてた、 E TICKET PRODUCTION のアルバム。ボーカル・ラップで参加してるのは吉田凛音椎名ぴかりん、ゆるめるモ!のようなぴ、など女性アイドル。一曲目の『りんねラップ』からものすごくかっこいい


吉田凜音 - りんねラップ ミュージックビデオ(short ver.)

吉田凛音の巧さだけで持っていってるのかと思っちゃうけど、2曲目のGOES ONはかわいらしく、ようなぴの声と合ってる。3曲目、虹のコンキスタドール根本凪を迎えたアウトラウドは少し寂しく切ないメロディーと詞が良い。根本凪の憂いある表情が浮かぶ

全曲何かしら書こうとしたけどやめた、このティザー音源聴くと、かっこよかったりかわいかったり切なかったり楽しかったり、いろんな表情の曲と女の子に溢れていて、ただただいいなあ!というのが少し伝わると思う


E TICKET PRODUCTION 1st mini ALBUM「E TICKET RAP SHOW」 DIGEST TRAILER

E TICKET RAP SHOW(通常盤)

E TICKET RAP SHOW(通常盤)

 

映画『スラムドッグ$ミリオネア』

アマゾンプライムにて。

娯楽大作であり貧困や人間ドラマが描かれた綺麗な作品だった。

ジャマール役とラティカ役の役者さん、2014年まで付き合ってたのだね。ジャマールのまっすぐな瞳、ラティカの澄んだ瞳が印象的。どうにかして生きるしかない日々とか人生とか、過酷な環境を過酷と思えるのはそれ以上に「恵まれた」環境にいる立場だからだけど、そんな上から目線のオリエンタリズムに阿ることなく安易なお涙頂戴になってなかったのがよかった。

ラストのダンスシーンが始まった瞬間笑ってしまったけど、楽しく見られた。このシーンを入れたのは、インド映画としての監督の矜持なのかもな、と思った。

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]

 

 

映画『恋する惑星』

ウォン・カーウァイ監督の言わずと知れた名画、初めて観た。

フェイ・ウォンは日本ドラマの『ウソコイ』や Eyes on me で知ってたけど映画では観たことなかった。重慶大厦のことはこの間NHKドキュメント72時間を見て多少知ってたので、無国籍無秩序な感じは90年代から変わらないんだなと思った。映画は香港の、そしてフェイ・ウォンのプロモーションビデオみたいだ。

単に美しいとか楽しいとかいう単語では表せず、映像で初めて伝わる圧倒的な香港のエネルギー。きっと今の香港は当時のような返還前の香港ではないのだろうけど、香港に行きたくなる。

フェイ・ウォンはキュートで奔放で魅力的。彼女が歌う劇中歌「夢中人」、とてもかっこいい。


恋する惑星 Faye Wong フェイ・ウォン 夢中人

あと、ここ数年で2度訪れた台北のことも思い出して行きたくなった。エネルギッシュで最新の高層ビルと古い街並みとが隣り合い、不思議な洗練やかっこよさがある素敵な街。今の香港と台湾を比べてみたいな。

恋する惑星 [Blu-ray]

恋する惑星 [Blu-ray]

 

 

映画『クーリンチェ少年殺人事件』

先日やっと観てきた。

切り口を色々学ぶと多面的に観られる映画なのだろうけど、それよりも今は自分に響いた極めて個人的な感想を大事にして、自分の中で消化していたい。まだ本作を観ていなくてこれを読んでいる人がいらっしゃったら、ここから先は読まずにネタバレも何もなく観た方がいい。「個人的な感想」というものが幾通りも生まれる映画だろうから。

以下私的な覚書、感想。

他人に一方的に期待して一方的に裏切られた気になって一方的に感情をぶつけてしまうっていう、ディスコミュニケーションを真正面から見せつけられてぞっとした。

思春期映画、異邦人の映画、とかいろんな見方がある映画なんだろう。しかし、強く思ったのは、各々が通じ合えないのに通じ合うことを信じたがるけれど、大人も子供もそれぞれがそれぞれにひとりとして描かれているということ。特に思春期の少年少女たちが見せる恋愛模様や人間関係は、社会や立場というオブラートに包まれた大人のそれよりもはるかに冷酷だ。そんな冷酷な感情の発露を経て、痛い目も見て、苦しまなければうまく大人にはなれないのも事実なんだろう。

大陸から台湾に来た外省人の孤独、少年少女の孤独、家族それぞれの孤独、いろんな孤独が相似形を描いてる映画に観えた。今の私的な関心が他者とのコミュニケートのあり方、相互作用、相互理解、成長過程における感情の発露の仕方や他者との関わり合い方、というところに集中しているから、こういう観方になったのだと思うけど、思春期真っ只中に観たらどうだったのかな。全く意味がわからなくて、歳をとるごとに思い出しては少しずつ見えてくる映画だったかもしれない。

A Brighter Summer Day (The Criterion Collection) [Blu-ray]